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塗り薬

ステロイドは医師の指示に従うことが大切!

ステロイド外用薬には免疫反応を抑制する作用があるため、アトピー治療にはよく用いられます。炎症を抑える度合いによって5段階に分類され、重い症状を抱えている人ほど強力なステロイド外用薬が使われます。

ステロイドの5種類を分類(強力な順)

  1. ストロンゲスト
  2. ベリーストロング
  3. ストロング
  4. ミディアム(マイルド)
  5. ウィーク

ステロイドは怖い…というイメージを持っていて「なるべく短い期間にとどめよう!」としてしまう人もいますが、実は、中途半端に使用すると逆に症状が悪くなる可能性もあります。そのため、ステロイドは必ず医師の指示に従って、必要な期間・必要な量を使うことが重要です。

ちなみ副作用にかんしてですが、肌に塗るタイプのステロイド外用薬は基本的に塗った部位だけに作用するため、副作用は最小限に抑えられます。

もし一時的に現れたとしても、医師の指示通りに使っていればその症状がずっと続くような可能性も低いでしょう。ただ、長期的な使用によって皮膚萎縮や毛細血管拡張が起こるケースはあるようなので、何か気になる症状を感じたらすぐに医師に相談しましょう。

ワセリンはあまり効果的じゃない…?

アトピー性皮膚炎には保湿が良いという考えから、ワセリンが注目されているのをご存じでしょうか? アトピー性皮膚炎は現在でもはっきりとした原因が解明されていませんが、有力な説はいくつかあり、その1つが″表皮バリア破綻説″です。

この節は、外部の刺激により皮膚を保護するバリア機能が低くなり、ちょっとの刺激で皮膚炎が起きてしまう・・・というもの。たしかにアトピー性皮膚炎患者の皮膚はバリア機能を維持するセラミドが減少していることが多く、この説はある程度の信憑性がありそうです。

そしてこの説で考えると、バリア機能を維持すればアトピー性皮膚炎が改善されるということになります。バリア機能というのは角質層が乾燥することで弱くなるため、保湿によって角質層の水分量をキープすれば、アトピー性皮膚炎の改善に役立つという考えになります。

そこで、肌の表面を覆って角質層からの水分蒸発を防いでくれるワセリンが注目されているというわけでね。 しかし、保湿ケアを重視するのであれば、ワセリンよりも有効な物はあります。

ヘパリン類似物質をはじめ、もっと高い保湿効果を長い時間持続できる成分があるのです。もちろんワセリンにも一定の効果は見込めますが、できるならばヘパリン類似物質のヒルドイド等を使う方が効果的でしょう。

以前はワセリンとステロイトを混ぜて処方

ちなみに以前は、アトピーでステロイドを処方するにあたり、ワセリンと混ぜて軟膏壺に入れるという方法が多かったようです。 しかし、現在はあまり見かけません。

なぜなら、医師が容器から医薬品を出してワセリンと混ぜた時点で、製薬会社側の責任がなくなり医師に責任がのしかかるからです(製薬会社が製造物責任法の縛りを受けなくなる)。

また、ワセリンを混ぜることでステロイドの元々の効果が薄まるうえに、副作用はほとんど変わらない…という点も大きいようです。

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