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液体窒素

液体窒素を使ったイボ治療とは…?

液体窒素を用いたイボの除去施術に使われるのは、-196℃にもなる液体窒素が染み込んだ綿棒のような物。イボにこの綿棒のような物を押し付け、低温ヤケド状態にすることで、イボをウイルスごと壊死させるのです。凍結療法、冷凍凝固法といった呼ばれ方もします。

この治療は、ウイルス・イボを壊死させるのと同時に、その下の正常な皮膚細胞にも刺激を与えます。それによって細胞の新陳代謝が促され、新たな皮膚が再生されるというわけです。

施術直後は水膨れしたような状態になりますが、2~3日経てばかさぶたになって、1週間後くらいには自然と剥がれ落ちるでしょう。もしイボが残ってしまっていたら、再度同じ治療を行ないます。

液体窒素によるイボ治療のメリットは?

保険適用のケースが多く費用を抑えられる

液体窒素を用いたイボ取り治療のメリットとしては、保険適用になることが多く費用を抑えられるという点が挙げられます。また、この治療法はほとんどの皮膚科で扱っているので特定の医療機関にわざわざ足を運ぶ手間もないでしょう。

液体窒素によるイボ治療のデメリットは?

痛みや傷跡が残る可能性も…

一方でデメリットですが、まず、上で説明したように液体窒素を用いたイボ取りの治療では皮膚を低温ヤケド状態にします。そのため、なかには強い痛みを感じる人もいるようです。

また、低温ヤケド状態になった箇所に色素が沈着してシミになる可能性もあるので、目立つところにあるイボ取りにはあまりおすすめできません。

再発の恐れ、継続治療が必要な場合も

さらに、1回の施術ですべてのイボ取りを完了するのは難しく、くり返し施術を行なうことになるでしょう。約3週間の間隔を空けて施術することになるので、治療が終わるまで数ヶ月にわたるケースもあります。

また完治したと思いきやすべてのウイルスを取り切れておらず、再発してしまった…というケースもあるようです。 液体窒素によるイボ取り治療を考えている方は、これらのメリット・デメリットを考慮してよく検討しましょう!

他の治療法との比較

イボ治療は液体窒素を使ったもの以外にも、外科治療、飲み薬・塗り薬による治療、お灸による治療などさまざまな治療方法があります。

ここではそれぞれの治療法を液体窒素による治療法と比較しながら、メリットやデメリット、金額、治療時間/期間などを見ていきましょう。

外科治療との比較

まず、手術によってイボを物理的に切除する外科治療はレーザー治療と電気焼灼法、2つの種類があります。

レーザー治療は液体窒素による治療と同じく皮膚科で受けられます。施術時間は5分程度と短く、麻酔クリームを使うため、手術による痛みはほとんどない点がメリットです。一方で、デメリットとして保険適用が受けられないため、基本的に手術費用は全額自己負担。イボの大きさにもよりますが、1mmあたり2〜5,000円程度が相場のようです。プラス、診察料、麻酔施術、薬代などが必要です。電気焼灼法は電気メスを使ってイボを焼き切る治療方法で、小さなイボの治療に向いています。皮膚を切除する方法ではないことから、施術時間も短く、皮膚への負担は少な目です。電気焼灼法はレーザー適用と異なり、保険が適用されるため、治療費も定額です。こちらも皮膚科で治療が受けられます。

飲み薬・塗り薬による治療との比較

次に、飲み薬によるイボ治療ですが、一般的に飲み薬による治療にはヨクイニンと呼ばれるハトムギの種子を脱穀したものから抽出される成分が用いられます。ヨクイニンは皮膚科で処方してもらえる薬です。他にも市販薬として老人性いぼやウイルス性いぼに効くとされる薬も薬局やドラッグストアなどで見つけられます。

ヨクイニンは,イネ科に属するハトムギ(Coix Lacryma-Jobi Linne,var.ma-yuen Stapf)の種子を脱穀して得られたもの である。わが国では尋常性疵 贅(Verruca vulgaris,以 下V.v.と略す)の内服治療剤として広く使用されており,その有 効性も報告されている

出典:(PDF)「尋常性疣贅におけるヨクイニンの年齢別による有効率の検討」病院薬学,16(5),1990 [PDF]

また、塗り薬による治療としては、酸性の強いモノクロール酢酸をイボに塗り、角質を溶かすスピール膏という薬を貼り付ける治療法が一般的です。週1回程度塗り薬による治療を行うことで、イボの中にモノクロール酢酸が染み込み、イボが剥がれ落ちます。

飲み薬や塗り薬による治療のメリットは、自宅でもできる点が大きいと言えます。ただし、飲み薬による治療は免疫や本人の体質によって治るまでの期間は異なります。場合によっては1年以上かかる場合もありますので、早くイボを治したいという方には向いていないかもしれません。

また、病院に行くのが面倒という理由から薬による治療法を選びたいという方の場合、イボがウイルス性ではないかをしっかりとチェックする必要があります。というのも、ウイルス性イボはヒトパピローマウイルスによる感染が原因です。そのまま放置してしまえば他の部位への転移も考えらえますので、きちんとウイルスを殺菌するための治療が必要です。

お灸による治療との比較

イボ治療の一つとしてお灸があります。民間療法として古くから用いられてきた治療法で、直接イボの上にお灸を乗せ、モグサの燃焼生成物などによる作用を利用してイボ治療を行います。

イボの有効な治療法として, イボの上に施灸する方法が, 昔から行われてきた1,2)。また現代医学書にも尋常性疣贅の治療法の一つとして, お灸療法を記載するものがある3)。イボに対する灸の治効機序は明らかではないが, モグサの燃焼生成物に脂質過酸化物減少作用がある4,5)ところから, 疣贅皮膚に附着したモグサの燃焼生成物が, 灸熱により損傷6,7)した皮膚から滲透して, 疣贅に何らかの作用をすることも考えられる。

出典:(PDF)「灸およびモグサ燃焼生成物による疣贅治験2症例報告」全日本鍼灸学会雑誌,37(3),1987 [PDF]

お灸による治療は、一般的に広く行われてきた方法です。イボの大きさにもよりますが、10回以上治療を繰り返し、治療期間は1か月以上かかることがほとんどです。何度も治療に通う必要がある治療法といえるでしょう。治療費は比較的安いとはいえ、イボが万が一癌化している場合などには対処はできませんので注意が必要です。

液体窒素によるイボ治療の施術方法

液体窒素によるイボ治療は、電気焼灼やレーザー治療と同じく、イボを物理的に取り除く治療方法です。治療時間は大きさにもよりますが、だいたい5分程度で終わり、薬による治療よりも効果が高いと言えます。液体窒素を使った治療には、液体窒素の塗布方法により「綿球法」「スプレー法」「cryoforceps法」の3つの方法があります。

1.綿球法

液体窒素を綿棒のようなものに含ませてイボに塗る方法が「綿球法」と呼ばれる方法です。液体窒素が直接患部に触れる点から、気化熱を奪う点などから冷却効果が高く、治療時の痛みが少ないことなどが特徴と言えます。簡単に治療でき、消毒や麻酔の必要がないことなども特徴です。

方法としては、液体窒素をイボに塗り、イボ全体が凍結したら指で押さえて温めるという作業を5回ほど繰り返します。ピンポイントで狭い範囲のイボ治療ができるため、手指などにできたイボに適しています。

1950年Allington1)が 液体窒素による凍結凝固療法(綿球法)を 疣贅,角化症,ケロイドの治療に用いて以来外国においては一般的に使用されてい る。 わが国においても最近多くの研究,治療報告が見られるようになってきた。われわれ は,県立岐阜病院において,昭和51年より1ヵ月平均約50人の患者に液体窒素療法を行ってきた経験を報告する。液体窒素療法(綿球法)は,垣内,新村らの報告のように,手技が簡単であり,いちいち消毒,麻酔をする必要もなく,使用する器具も有合わせのものが利用でき,Cryosurgical unitを使用するより,液体窒素(-195.8℃)が直接患部に触れ,さらに 気化熱を奪うため,より冷却効果があがる。 また痛みも比較的軽く,小児の治療にも利用できる。

出典:(PDF)「疣贅の液体窒素による凍結療法」皮膚,20(3),1978 [PDF]

2.スプレー法

スプレー法とは、その名の通り液体窒素をスプレー(噴霧)して行う、液体窒素のイボ治療です。広範囲で治療ができる点が何よりも大きなメリットです。

3.cryoforceps法

cryoforceps法は、ピンセットを液体窒素に浸し、充分に冷やした上でイボをつまんで取り除く治療方法です。小さなイボに効果的で、肌にダメージが少ないため、痛みもあまりありません。

液体窒素治療に適した症状

液体窒素による治療が向いているイボは、ウイルス性イボ治療が挙げられます。細胞自体を超低温で死滅させることができるため、ウイルスも破壊できることがその理由です。加えて、老人性イボにも液体窒素治療は用いることができますが、治療跡や傷跡が残る可能性もありますので注意が必要です。少し古い研究報告ではあります。1978年に発表された論文では、部位としては顔に多くできる青年性扁平疣贅、老人性イボと呼ばれる老人性疣贅、ウイルス性の尋常性疣贅など幅広い症状に適用されています[1]。

参考[1]:(PDF)「疣贅の液体窒素による凍結療法」皮膚,20(3),1978 [PDF]

液体窒素治療が受けられる京都のおすすめ病院

岡田佳子医院

価格

治療内容/コース 価格(税抜き)
液体窒素治療 要問合せ

特徴

岡田佳子医院では「デルマトロン」という電波によるイボ治療がメインですが、液体窒素治療を受けることもできます。京都の中でも中心的なエリアにある「四条駅」「烏丸駅」から徒歩約2分というアクセスの良さも魅力です。

こんなヒトにオススメ!

お肌のことを一番に考えてくれるクリニックなので、なるべく色素沈着を避けたい、綺麗にイボを除去したいという方に向いています。女性院長が診療を行ってくれるので、男性医師に抵抗があるという女性の方にもおすすめです。

キハラ皮フ科

価格

治療内容/コース 価格(税抜き)
冷凍凝固法(液体窒素) 要問合せ

特徴

女性の院長・副院長が診療を行うキハラ皮フ科は、「丁寧な説明」と「患者の気持ちに配慮したサポート」を大切にしています。イボ治療では、液体窒素治療とCO2レーザー治療の2種類の治療方法を取り扱っており、液体窒素は顔面以外のイボに適用されます。

こんなヒトにオススメ!

液体窒素とCO2レーザーという、イボの代表的な治療方法が両方共揃っているので、どちらの治療方法にしようか迷っている、最適な治療方法を医師に相談してみたい、という方におすすめです。女性医師による診療なので、女性の方でも相談しやすいでしょう。

ワタナベ皮膚科

価格

治療内容/コース 価格(税抜き)
液体窒素での凍結療法 要問合せ

特徴

ワタナベ皮膚科では治療方法の選択肢が非常に多く、液体窒素治療、サリチル酸などの外用薬、ヨクイニン内服薬などが用意されています。液体窒素治療を用いることが多いですが、イボの場所や状態などによって治療方法が選択されるようです。

こんなヒトにオススメ!

ドクターズコスメも取り扱っているため、イボができやすい体質で、根本的にイボができにくい肌質へと改善したいという方に向いています。医師に相談をすれば、適切なスキンケア方法を教えてもらえるでしょう。

ゆかり皮フ科クリニック

価格

治療内容/コース 価格(税抜き)
液体窒素療法 要問合せ

特徴

京都の「四条駅」「烏丸駅」から徒歩2分という好アクセスのクリニックで、完全個室の診療室によってプライバシーが守られることが魅力です。イボの除去には、液体窒素治療、CO2レーザー、外科手術による切除治療などが用意されています。

こんなヒトにオススメ!

完全個室制なので、美容皮膚科への通院に抵抗があるという男性の方におすすめです。また、大きめのイボにも対応できる切除治療も受けられるため、かなり大きなイボがある方で、「できれば液体窒素治療が良い」と考えている方の相談にも適しています。