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正しい洗顔をしていますか?良かれと思って行っているスキンケアが間違っているかもしれません。そもそも毛穴が詰まってしまう原因を知り、正しい洗顔方法を毎日行うことが、毛穴ケアの早道です。
毛穴の詰まりが気になるなら、毛穴の汚れまでしっかり落とせる毎日の洗顔を見直すことが必要です。間違った洗顔法では、かえって毛穴詰まりを起こしやすくなり、毛穴が詰まると肌トラブルの原因に。正しい洗顔方法を身につけましょう。
クレンジングにもさまざまなタイプがありますが、どのクレンジングを使用する場合でも、こすらずにやさしく落とすことが大切です。
肌をゴシゴシこすると、摩擦によって肌に負担をかけてしまいます。クレンジングのポイントは、やさしく・こすらず・1分以内と覚えておきましょう。
毛穴を開かせるために、ホットタオルを顔にのせて蒸すのがおすすめです。タオルを濡らして軽く絞り、電子レンジOKのビニールなどに入れて30〜60秒で簡単に作れます。
ホットタオルが面倒なら、35℃前後の人肌くらいのぬるま湯で予洗いしてください。
洗顔料は固形タイプでもフォームタイプでも、しっかり泡をたててから顔に付けましょう。手が直接肌に触れないよう、泡で洗う感覚です。
泡の量は、片方のてのひらに山盛りを目安に。てのひらを逆さにしても落ちない程度の濃度の泡を作りましょう。
泡立てネットを使うと簡単にモコモコの泡が作れます。
洗い流しはとにかく大切です。洗顔料の成分が残っていると、毛穴詰まりや肌トラブルの原因となってしまうので、よくすすぎましょう。
このときの水の温度は予洗いと同じく35℃程度の人肌が理想。温度が高いと必要な皮脂まで取ってしまい、乾燥や過剰な皮脂分泌をまねくことがあります。
顔を拭くときも、こすらないことが大切です。清潔なタオルで押さえるようにして水分を吸い取ってください。
タオルで肌をこすってしまうと、肌に負担になるだけでなく、シワやたるみの原因になってしまうことがあります。
正しい洗顔で毛穴まできれいに洗ったら、洗顔後のケアはできる限り迅速に行いましょう。顔を洗うと、肌はすぐに乾燥しはじめるので、なるべく早く保湿ケアをすることが大切です。
毛穴をきれいに保つためには、保湿を中心としたスキンケアが重要です。肌が乾燥すると、肌を守ろうとして皮脂が過剰に分泌し、その際に毛穴が開いて毛穴の周囲が固くなってしまいます。
洗顔後はすみやかに化粧水、乳液か美容液などで保湿してあげましょう。保湿成分がきちんと配合された化粧品を選ぶことも大切です。
トーニングローションとも呼ばれる収れん化粧水は、毛穴を引きしめたり、皮脂の分泌を抑えたりする効果が期待できる化粧水です。
毛穴の開きが気になる、皮脂が多いという人は、スキンケアに収れん化粧水をプラスしてみましょう。
毛穴が詰まるのは、さまざまな原因があります。自分の毛穴詰まりは何が原因かを知ることで、日頃のスキンケアや生活習慣を見直すことができます。思い当たることがないか、チェックしてみてください。
毛穴詰まりの大きな原因に「角栓」があります。これは、皮脂と古い角質が混ざり、空気に触れることで酸化して黒くなったもの。毛穴がポツポツと黒く見えてしまい、毛穴が目立ってしまいます。
メイクが十分に落とせていないと角栓ができやすいため、正しい洗顔でしっかり汚れをオフしましょう。
肌が乾燥するとゴワゴワした手触りになり、ひどい場合には粉がふいたようになります。肌は水分量が減って乾燥しますが、同時に毛穴が硬くなってしまい、毛穴の中にある角栓を外に出すことができなくなります。
加齢によって肌の奥にあるコラーゲンやヒアルロン酸が減少します。肌の弾力を保っているコラーゲンやヒアルロン酸は肌内部で作られますが、これらの産出ができなくなると、肌にハリがなくなりたるんだ状態に。
重力で下方へたるむと、毛穴もひっぱられて毛穴が開き、汚れが入り込みやすくなって毛穴詰まりを起こしてしまいます。
肌は新しい皮膚が下から押し上げられ、古い角質が剥がれ落ちて生まれ変わっています。これをターンオーバーと呼びますが、約28日周期で繰り返されます。ターンオーバーが乱れると、剥がれ落ちるべき角質が肌に残り、毛穴に溜まってしまいます。
水分がしっかり保たれている肌は、適量の皮脂が分泌されますが、乾燥や間違った洗顔・スキンケア、ホルモンの影響などで皮脂が過剰に分泌されます。
過剰に皮脂が出ると、ニキビ・吹き出物などの肌トラブルの元にもなります。皮脂を気にして皮脂を取り過ぎたり、ベタつきを気にして保湿をせずにいると、肌を守るために皮脂は過剰分泌されるため、日頃のお手入れを見直してみましょう。
毛穴が詰まる主な原因を解説しましたが、生活習慣を見直すことで予防することができます。3つの予防法を紹介するので、生活の中で気をつけてみましょう。
毛穴詰まりを防ぐ基本中の基本は、正しく洗ってしっかり汚れを落とし、すばやく確実に保湿をすることです。特に注意したいのが、40℃以上のお湯での洗顔。お風呂のお湯でそのまま洗顔すると、必要な皮脂まで取ってしまい、皮脂の過剰分泌になるため、1年を通じてぬるま湯で洗うことに気をつけてください。
メイクを完全に落とせないと毛穴詰まりの原因となるため、ベースメイクはできるだけナチュラルに、落ちやすいものにするのがおすすめです。
薄づきでもカバー力のあるファンデーションなどで、毛穴カバーしましょう。メイクオフの肌への負担も軽減されます。
肌のターンオーバーや乾燥は、毎日の生活習慣が大きく影響しています。バランスの良い食事、質の良い睡眠、適度な運動の3つは、ターンオーバーを促し、肌の潤いを保つために大切です。
生活習慣が乱れていると感じているなら、できることから見直していきましょう。