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冬など寒い季節になると、乾燥肌で悩まされる方もいることでしょう。「乾燥による症状を何とかしたい」とお悩みの方もいるのではないのでしょうか。
当記事では、乾燥肌の原因や対策、起こりうるトラブルなどについて解説しています。乾燥肌でお悩みの方は、ぜひ当記事をチェックしてみてください。
乾燥肌とは、肌の表面が乾燥しているだけではなく、肌の内側が水分を保つ力が低下している状態のことを言います。肌が乾燥を感じたり症状が現れたりするのは個人差があります。
肌の水分量を数値で表す場合、赤ちゃんが100だとすると30代の方で50程度まで低下するのだと言われていて、そこから年を重ねるたびに低下していくだけだとされています。
肌が乾燥してしまうことによって、肌の内側をまもるためにターンオーバーのスピードが速まりやすいです。このように急いでできた細胞はその機能を十分に備えていないため、水分を保持しておく力が弱いと言われています。機能が不十分なのでしっかりと潤いをキープできず乾燥の度合いがさらに悪化していくのです。
ターンオーバーの乱れは、紫外線やホルモンバランスが原因で起こるので、しっかりと対策していくことが重要です。
肌は日頃からさまざまなダメージにさらされています。たとえケアを十分に行っていたとしても、外部からの刺激に無防備な状態なら乾燥がどんどん悪化する可能性があるのです。
肌が乾燥してしまう原因の1つに、紫外線からの刺激が挙げられます。日差しの強い夏はもちろん、秋や冬などの季節も紫外線対策をしっかり行うことが重要です。
日頃よりスキンケアをしっかりと行っている場合でも、肌が乾燥してしまうことがあります。そのようなケースは、スキンケアの方法を見直してみる必要があるのです。
例えば、洗顔の際に肌を擦ってしまうと、摩擦などの負荷がかかり、乾燥を招きやすいです。肌は想像しているよりもデリケートなものなので洗顔料をしっかりと泡立てて優しく洗うなど、直接触れるのはなるべく避けるようにするとよいでしょう。
冬は降水量が減ることによって、湿度の低下も見られやすくなる季節です。冬場のように外気が乾燥している季節は、肌の水分が失われて乾燥しやすくなるため注意が必要です。
乾燥を防ぐためには、室内の湿度を保てるよう工夫をするようにしましょう。そして肌を乾燥から守るためには、しっかりと保湿を行うなどの対策をしていくことが大切です。
仕事などで多忙な場合、食事や睡眠などの生活リズムも乱れがちになります。不規則な生活習慣を送っていると、肌のターンオーバーがスムーズにいかずバリア機能も低下しやすくなります。そのような状態は外部からの刺激でダメージを受けやすくなるため注意が必要です。
その他には、偏りのある食生活や飲酒、喫煙などが原因となり、肌荒れを起こすだけではなくさまざまな不調を招くことになるため注意が必要です。
潤いのある肌を保つためには、コラーゲンやヒアルロン酸などの成分欠かせません。
年齢を重ねていくことによって、潤いに必要な成分が減少していくため、対策していく必要があります。エイジングケアというと、年を重ねてから始めればよいと考えている方もいるかと思います。しかし、肌のバリア機能は徐々に衰えて、さまざまな肌トラブルを起こしやすくなるため早めの対策が必要です。
加齢に応じてケアを行うエイジングケアは、20代から始めるなど、自分の肌の状態に合わせて実施するのがおすすめです。
人の肌の角質層と呼ばれる部位にセラミドという成分があります。これは、細胞と細胞をつなぐセメントのような役割を持つ「細胞間脂質」の主成分だと言われています。
肌内部で、およそ80%もの水分を保つ働きがあるとされる成分なのです。セラミドは加齢とともに数が減っていくという特徴があるので、年を重ねるごとに水分を保つ力が低下して乾燥を招きやすくなってしまいます。
乾燥肌は、肌のバリア機能が低下してしまっている状態です。
肌が無防備な状態ですので、外的な刺激や雑菌などが原因でさまざまな肌トラブルを招く可能性があります。そのような状態を防ぐためにも、正しい洗顔を行って清潔に保つことが重要です。
洗顔は、保湿成分が含まれた洗顔料を使うと肌の潤いを落としきってしまうことを防げます。そして、洗顔は時間をかけ過ぎないことも重要なポイントです。時間をかけて洗うことで、必要な成分も落ちて、もっと乾燥がひどくなる可能性があるため注意が必要です。
その他には、摩擦も肌に負担になるため、擦り過ぎないようなるべく優しく洗うようにしてください。
肌の乾燥が気になる場合、加齢や外部刺激など原因はさまざまですが、水分が不足している状態だと言えます。ヒアルロン酸やセラミド、コラーゲンなどの高保水成分は、潤いを補ってキープする役割が期待できます。
そして気をつけなければいけないのが、肌に刺激を与える成分です。パラベンやエタノール、合成界面活性剤などは肌にとって刺激が強いので注意が必要です。
乾燥肌の人は、なるべくこのような成分が配合されていないアイテムを選ぶとよいでしょう。
スキンケアアイテムの1つとしてぜひ取り入れたいのが美容液です。美溶液にはさまざまな保湿成分が豊富に含有されているので、保湿のために取り入れるのがおすすめです。
生活習慣は肌にさまざまな影響を及ぼします。不規則な食生活の見直しを行って、体に負担がかからないよう工夫しましょう。また、飲酒や喫煙もなるべく控えめにして、ストレスにならないくらいの適度な運動を心がけてください。
入浴についてですが、長い時間熱いお湯に入ると肌の潤いを奪ってしまうことになりかねないので注意が必要です。ゴシゴシと擦るように水分を拭き取ってしまうとバリア機能の低下を招き、乾燥しやすくなるため注意が必要です。
粉吹き肌とは、肌の表面がカサついてしまい、粉を吹いたような状態になってしまうことを言います。顔や手、足、腹部などさまざまな部位に見られることがあり、痒み等の症状を伴うケースがあるため注意が必要です。
肌が乾燥してしまうことによって、外部の刺激から保護するためのバリア機能に低下が見られやすくなります。そのような状態になると、肌は角質に厚みを持たせるために低下したバリア機能を補おうとするのです。しかし、角質は元から黒みがかった色をしているので、厚みが増すほどくすみが目立ってしまったり顔色が悪く見えたりするのです。
肌にしわができる原因には、紫外線や加齢などさまざまあります。どのしわであっても、必ず見られる症状が乾燥だとわれています。
肌は、表皮や真皮、皮下組織から構成されています。乾燥が原因で生じたしわは、表皮の角質層という部位の水分が失われることによって見られることが多いです。
初期の状態であるしわは、ちりめんじわと呼ばれる小さなしわであることが多いとされています。しかし、適切な手入れをせずに放置してしまうことによって、シワの状態が深くなるケースもあるため注意しなければなりません。