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お手入れはいつもと変わらずしっかりとしているのに、季節の変わり目に荒れてしまったり、痒くなったり、生理前にはニキビができたり、いつもの化粧水がしみたりなど、肌の調子が揺らぐと、気持ちも落ちてしまいますよね。ここでは、敏感肌の原因やスキンケアの仕方などをまとめています。
様々なトラブルが繰り返し起こってしまう、起こりやすい肌のことを敏感肌と呼んでいますが、実はこの「敏感肌」には医学的な根拠はなく、特定の病気や症状のことではありません。アトピーや接触性皮膚炎など、皮膚疾患が起こっている肌をそう呼ぶこともありますし、皮膚の「バリア機能」が低下して、外部、内部からの刺激を受けやすく、また、その刺激に敏感に反応してしまう状態のことを総称して呼ぶこともあります。
顔部分の肌状態が気になることが多いですが、他の部位も敏感肌になり得ます。乾燥しがちになるため、衣服とこすれることで赤くなったり、かゆみやフケが出たりなどの症状となることも。特に冬は乾燥しがちな季節なので、他の時期にも敏感肌の自覚がある方は、一層のケアを行う必要があるでしょう。
皮膚のバリア機能とは通常、ほこりや雑菌などが体内に入ることを防いだり、逆に体内から体外へ水分が過剰に出て行ってしまうことを防ぐ役目を果たしています。肌の一番外側には「角層」があります。肌の表面で水分が出ていかないようにする「皮脂膜」、角層の中で水分を引き寄せる役割を果たす「天然保湿因子」、角層が幾重にも層になっているその間で水分を保持する「細胞間脂質」が、『皮膚バリアの三因子』と呼ばれています。
これらの機能の低下は、例えばストレスや睡眠不足、栄養が足りていないといった生活習慣などの内的要因や、紫外線やほこり、花粉、湿度や気温の変化や、間違った保湿ケアなどの外的要因によって引き起こされます。皮膚疾患やアレルギーなどで引き起こされる場合は皮膚科の受診が必要ですが、内的要因の場合は、生活習慣を見直したり、正しいスキンケアを行うことで改善されることもあります。
敏感肌はコンディションが不安定であるため、今まで普通に使えていたのに、急にまた乾燥し始めたなど、なかなかアイテムが安定して使えないこともあります。では、どのようなことに気を付けて探せばいいのでしょうか。
普通にしていても刺激に敏感な肌なので、肌に刺激を与えるような成分の入っていないものを選びましょう。低刺激性を押し出している商品もあります。添加物、例えばパラベン、アルコール、石油系界面活性剤、合成香料や着色料、鉱物油などの入っていないものを選ぶといいでしょう。
とにかく乾燥が顕著になってしまう敏感肌ですから、保湿成分の高いアイテムであればなお良いでしょう。セラミドなど保湿因子を補う成分が配合されているものであれば、バリア機能を整えることができます。他にも、ヒアルロン酸やコラーゲン、プロテオグリカンなども保湿成分として広く知られているので、配合されている商品を探してみると良いでしょう。
化粧水だけではなく、乳液やクリームなど、うるおいを閉じ込めるようなアイテムを併用するのもおすすめです。
敏感肌は少しの刺激によって炎症を起こしてしまうこともあるため、例えばグリチルリチン酸2K、グリチルリチン酸ステアリルなど、抗炎症成分が含まれるアイテムであれば、保湿など通常のケアをするだけでなく、炎症も抑えることができます。
特に乾燥が気になる冬の時期や、体調などでコンディションが悪いときなどにも使用できるので一つ持っていると便利でしょう。
毎日行うスキンケアなので、ご自身がルーティンにしていて心地よく感じられるテクスチャーのものを探すことも大事です。どんなにおすすめがされていても使用するのはご自身なので、いいと思ったものを使って心地よくケアしましょう。
どんなものにするか迷ったときは、使用の際に、肌をこすらずにすむような伸びのいいもの、また塗布後のべたつきが少ないものもおすすめです。
敏感肌向けと記載のあるアイテムには、敏感肌の人が使用してもトラブルがないかなどのテストを開発段階で行っているものがあります。「パッチテスト済」、「アレルギーテスト済」などの記載も参考にすると良いでしょう。
実際に買って肌に合うかどうか不安な場合は、トライアルセットなどのあるもので、ご自身の肌に合うか試してみましょう。
まずはご自身の肌に合い、敏感肌の人でも使用できる成分のアイテムで、肌の汚れをしっかり落とすことが大切です。しかしながら、洗浄の際にこするようにしてしまっては肌に刺激を与え、炎症を起こしたり、また皮膚の保湿に必要な成分まで落としてしまいかねないので注意しましょう。
アイテムにはそれぞれ使用方法や適量があるので、しっかりと用法を把握したうえで行うことが、アイテムの効能を活かす方法です。また、すすぐ際に熱いお湯で行うとより乾燥してしまうため、ぬるま湯で行うことも忘れずに。
洗顔後、化粧水などで肌を整えたら、与えたうるおいを逃さず保てるように、乳液や美容液、クリームなどでうるおいを閉じ込めるようにして、保湿しましょう。乳液や美容液にもそれぞれ役割や効果があるので、確認した上で、自身の肌に必要だと思う効果のものを選ぶといいでしょう。皮膚のバリア機能が働くように補いながら、肌の状態を改善させましょう。
紫外線から肌を守るスキンケアです。敏感肌は皮膚のバリア機能が低下している状態であるため、紫外線の影響も受けやすく、日焼けを起こすだけでなく、乾燥、他の肌トラブルをも引き起こします。
日焼け止めを選ぶ際には、こすらなくてすむ伸びのいいテクスチャーで、「紫外線散乱剤」を使用したもの、かつ、落とす時にこすってしまうようだとさらに刺激を与えてしまうので、落としやすいもの、というポイントを踏まえて探してみると良いでしょう。日焼け止め効果が高いものだと刺激もあるかもと不安な方には、低刺激性のアイテムもあります。
メイクは肌を紫外線や汚れなどの刺激から守るだけでなく、肌トラブルを隠すことも出来ます。ただ、刺激の強いものだとつけていること自体が肌の負担になってしまうため、低刺激のものを探しましょう。紫外線吸収剤や、タール色素が使用されていないものを探してみてください。
また、自然に肌のトラブルを隠せるよう、化粧下地やポイントメイクを取り入れてみましょう。もちろん、落とす際に刺激を与えないように、洗顔料だけで落とせるなどの落とし方にも注目するといいですね。